昔から象は神の使いとして崇められており、神秘の力を持っていると云われております。それ故に、強い念を込める事が出来ます。特に中心部は密が濃く、耐久性にも優れ最高級品とされております。
●象牙印材の種類・品質について
象牙は「ハード材」と「ソフト材」の2種類に大きく分けられます。ハード材はソフト材に比べて硬度が高く、ピンクがかった色合いや透明感のある光沢を持っており、主としてコンゴ、ザイール、ガボンなど中央アフリカの西海岸で産出されるアフリカ象とインドから産出されるインド象から採れますが、現在は品薄状態でとても貴重な象牙印材です。一方のソフト材は色合いが白に近く、一般的にハード材よりも安価です。現在流通している象牙のほとんどはソフト材で、主としてジンバブエ、ボツワナ、ナミビアなどアフリカの東海岸で採れる象牙印材です。
印可の象牙は、吉兆・慶祥・寿安の3種類あります。象牙印材は、中心部・中皮部・外皮部から採られ、中心に近いほど目が細かく耐久性があり、見た目も美しいのです。そして外部に行くほどやや縞模様がきつくなります。
※金額の相違は、産地の違いや同じ象牙でも印材をとる部分により差が出ます。
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[吉兆]アフリカの西海岸で産出されるアフリカ象・インドから産出されるインド象のハード材
色は淡い肌色で透明感があり光沢も良い、硬度が高く傷が付きにくい、その美しさは象牙の中でも絶品です。輸入規制以前でも産出国が少ない貴重な象牙印材で、ハード材の中心層の最上級クラスをご用意しました。 |
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[慶祥]アフリカの西海岸で産出されるアフリカ象のハード材
ハード材の中心層に近い部分から僅かしか採れないため、大変貴重は象牙印材です。目が細かく耐久性に優れ、見た目にも美しい極上品です。吉兆に次ぐハード材の上級クラスです。 |
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[寿安]アフリカの東海岸で産出されるアフリカ象のソフト材
中心部に割合近い部分から採取した印材です。当店では、印材の仕入れ時に中皮層から内側のものを一本一本自分の目で色や縞目を見て厳選しております。ソフト材の中でも上の上級クラスです。 |
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動物保護の観点から近年では、象牙の輸入が厳しく制限され、政府管理の下で取引されています。象牙の希少価値は、今後ますます高まるでしょう。印可の象牙には「種の保存法」に基づき、政府が認定した象牙印材であることを照明するシールが付いています。安心してご使用いただけます。 |
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